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2004年11月21日
『いま、会いにゆきます』の世界
ここを読んでる方は、映画を見た人でしょうか・・・
それとも、まだ見てないんだけど、検索したら此処に行き着いた方でしょうか。
今日は、映画のどっぷり(笑)ハマった「いま、会いにゆきます(通称:「いまあい」)」について、少しかきたいと思う。
#ややネタバレと、amazonへの直リンクあり
映画については、以前の記事を参照ください。
» 映画『いま、会いにゆきます』
さて、ちまたでは、セカチューの2番煎じと言われてますが、私は素直にこの作品を受け取ったのが正直な意見。
最初は"竹内結子ファン"として、単に映画を見たかっただけなのですが、この作品は、久しぶりにそれだけでは終わらなかった。
まず、原作読んでないから、原作も読んでみたい。
Anotherストーリーが出てるなら、それも読もう。
劇中につかっている絵本もあるなら、絵本の中身も全部読んでみたい。
そう、思った。
原作:『いま、会いにゆきます』
著:市川拓司
定価:1,575円(税込み)
基本的には、父(秋穂 巧)が、6週間だけ戻ってきた妻(秋穂 澪)が去ったあとに記録として残した小説という設定になっている。
劇中にもあるが、
巧はある原因により澪の記憶も、映像や写真の中でしか思い出せなくなってきていたからだ。
そして、息子の祐司が大きくなり、「人を好きになる」ということが、判り始めた時に読んでもらいたい想いがあったに違いない。
実は、この『いま、会いにゆきます』の続編ともとれるモノが、 『いま、会いにゆきます -あの6週間の奇蹟-』というメーキングと織り交ぜたDVDで、高校生の祐司役の平岡裕太が語っている。
絵本:『おぼえていてね -アーカイブ星ものがたり-』
作:市川拓司
絵:こじまさとみ
定価:1,470円(税込み)
劇中で実際に祐司がいつも読んでいた絵本。
澪による手作り表紙とは、もちろん違うが、中身は同じもの。
映画版においては、もう1つの原作にちかいものとして最もこだわった小道具でもある。
文庫小説:『ずっと、ずっと、あなたのそばに』(小学館文庫)
著:若月かおり
定価:460円(税込み)
今回、映画を見た人には、是非読んで欲しい一冊が、この『ずっと、ずっと、あなたのそばに』である。
これは映画『いま、会いにゆきます』において、澪の視点で描かれたAnotherストーリーになっている。
劇中においても、巧が澪が再びいなくなった後に、生前ずっと書きつづっていた日記を読むストーリー部分にあたる。
残念ながら、中身は映画をベースではなく、原作をベースに描かれているので、原作を読んだことある方にオススメしたい。
と、いうのも、劇中では2人が結ばれるのは、ひまわり畑になっているが、原作は何処かの花火大会だからだ。
澪は、自らの未来を知っているにも関わらず、息子の祐司を生んだ後の痛みがどんなモノだったのか、そして何を想い去っていったかは更に涙を誘うストーリーになっている。
私は、この『いま、会いにゆきます』という物語を、是非女性に読んでもらいたいと、何故か想う。
最近では、子供への愛情が屈折していたり、恋愛そのものが少し軽くあつかわれているように思うからだ。
もちろん、これは男性へも同じだが、人を想う気持ちを見直すきっかけになってくれえば幸いです。
・・・私の願いです。
投稿者 Manabu : 2004年11月21日 15:03 |
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