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2004年10月30日
映画『いま、会いにゆきます』
アナタは今までに、「好きになって良かった」と、思える出逢いを何回したことがありますか?
10月30日、待ちに待った映画『いま、会いにゆきます』が公開されました。
» 『いま、会いにゆきます』オフィシャルサイト
» 『いま、会いにゆきます』予告編(MediaPlayer)
- 竹内結子(秋穂 澪)
- 中村獅童(秋穂 巧)
- 武井 証(秋穂祐司)
- 浅利陽介(高校生の巧)
- 平岡裕太(高校生の祐司)
- 大塚ちひろ(高校生の澪)
私は、雨の混じるやや寒い朝でしたが、もちろん初回上映をみにいってきました。
『いま、会いにゆきます』は上映はじまったばかりなので、ネタバレ避けるために内容には深くふれないようにします。
でも、これから『いま、会いにゆきます』を見に行こうとしてる人で、これを読んでくださってる方がいたら、是非パンフレットは見終わってから買ってください。もし先に買っても、見終わるまでは読まないでください。
それだけ、私は伝えたいです。
さて、映画ですが・・・
とても繊細で神秘的な映画です。
ファンタジーな世界ですが、もしかしたら本当にあっても・・・と思います。
でも、 おそらく見にきた人それぞれが違う想いを感じとって帰ったのではないでしょうか。
「幸せ」のカタチは、人それぞれ違います。
ただ、この『いま、会いにゆきます』では、どちらかというと「想う気持ち」が大きく感じました。
「雨の季節になったら、ママは必ず戻ってくる。」と信じる小学一年生の佑司。
「一度でいいから、僕と一緒に生きてよかったって、思ってもらいたい。」と答える父の巧。
そして、
「私は、私が世界でいちばん愛する人のもとへ行き、見てきた人生を歩もうと思う」と書きつづった澪。
この映画は、その「想う気持ち」が呼び出した奇跡の6週間。
私は、もちろん涙してしまいましたが、素直に「こんな恋愛をしてみたい」と思いました。
そして、「幸せだよ」と言える出会いできるだろうか。
この映画『いま、会いにゆきます』での、印象に残るのは”おはよう”や”おやすみ”、”大丈夫?”という、普段何気なく使われてるコトバに「思いやり」がすごくこめられていることです。
たったひと言ひと言のコトバですが、それだけでも相手に対する思いやり1つ1つがあることが分かります。
コトバを交わせないもどかしさ。
コトバにすれば、ちゃんと気持ちが伝わるはずなのに、言えないまま悔しい思いをしてしまうのは、私にもあります。
もし、それが永遠の別れの時だったら・・・
是非、女性の方には、何故澪が絵本を佑司にのこしていったのか、その強い「想い」を自分の人生にも重ねて欲しいと、男の私は思いました。
この映画『いま、会いにゆきます』は、何を感じるかが、大切なように思えます。
土井監督のコメントにも、
この作品は本当に広い意味でのラブストーリーです。性別に関わらず、男の人にも観てもらいたいし、恋をしている人も、していない人も、子供がいる人も、いない人も…、いろんな人がいろんな立場で、必ず何かを感じてもらえる作品になっていると思います。と、仰っていますが、映画をみた私もこれには激しく同意です。
ですから、いろんな人に観てもらいたいですね。
それと、ただ泣ける、涙で終わるのではなくて、劇場を出る時には笑顔になって出てもらえる作品に仕上がっていると思いますので、是非観に来て下さい!
ちなみに、この映画の舞台ロケは長野・諏訪です。
澪ら3人が傘をさし、手をつなぎながら歩いていくシーンは、八ヶ岳自然文化園から中央自動車道小渕沢IC方面へ行き、平沢郁夫美術館の看板のある二叉路を左へ約4km。さらに「パイの家」からあと1.4kmほどのカーブ横の森の中です。
また、始まってすぐの亡くなった妻・澪のお墓の前で、巧と佑司が手を合わせているシーンは八ヶ岳自然文化園です。
最後に・・・
今日は雨で肌寒かったですが、巧と澪が恥じらいながらもポケットに手をいれる姿や、3人で雨の森を歩く姿は、とても温かさを感じました。
投稿者 Manabu : 2004年10月30日 14:32 |
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