2012年05月21日、日本では早朝から金環日食を見るために多くの人が早起きしたに違いない。
ところで、この日本をほぼ縦断する今回の金環日食。前回の2009年07月にあった皆既日食とちがって今回は月との距離が地球に近いために、太陽が1割隠れないというもの。
皆既日食の際は、気象衛星にもその影がクックリとでたのだが今回も出るだろうと思い確認したところ、やっぱり残っていた。
こちらは気象庁の貸衛星写真で早朝5時のもの。
黒い部分はまだ夜が明けて無く、白く雲が見える部分が日があたって雲が見えている状態。
6時半にもなればだいぶ太陽が当たり始めてくる。
既にこの時に金環日食はスタート。
7時。
ちょっと分りづらいが、実は中国方面まで本来なら日があたっているのだが、この時間中国では金環日食の状態にある。
7時半。
日本の大部分で金環日食になっている時間帯。
1つ前の写真と比べると、日本海側の雲がグレーかかっているのが分かる。
8時。
東京では既に金環日食が終了して、段々と戻り始めている頃。
画像では、東北辺りが丸く黒つぶれになっているのが伺え、中国方面は雲が見える状態。
8時半。
北海島東方沖合いが黒つぶれになっているのが分かる。
9時。
関東では金環日食終了の時間。
日食の影は北方四島沖合いにあるのが伺える。
同じ衛星の可視写真で、今度はウェザーニュースさんのも見てみる。
もうデータが7時しかないので、そこから・・・
7時では中国が金環日食が終わって戻り始めてるころ。
8時。
関東の金環日食が終わり、満ち欠けが終わり始めていることだが、雲が見えなくなっている。
9時、では、北海道東方沖がグレーかかっているのが確認できる。
関東は太陽が元にもどったころ。
10時。
完全に日本は雲が見えるので、全域で元に戻っている。
皆既日食のときは、ハッキリと影がみえたが、今回は何となく影が雲を見えなくしているのがわかった。
次、関東で日食が見えるのは2300年になってから・・・
えらく遠い未来の話だ。
日本で見れるのは、2030年6月。
北海道全域で日食をみることができる。
今回、部分日食だっただけに、北海道の子供たちは大人になるころ神秘的な天体ショーを見ることになる。
さてその時、綺麗に拝めるように、今の我々大人はなにを子供たちにすべきだろうか。
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