映画DVD『阪急電車　片道15分の奇跡』レビュー

大阪出張から帰ってきて、また風邪をぶり返してしまった週末。
買い物に出かけてみたのはいいけれど、やっぱりちゃんと風邪が治ってないらしく、どこか視界がユラユラしつつも引きこもりが嫌でTSUTAYAでDVDを借りることにした。
店内ウロウロすること数分、『阪急電車』 が並んでいるのに気づいてチョイス。

この映画は、元々劇場で見る予定が、いつの間にかのびのびになったまま見れなかった一作。
『阪急電車』 は、前評判もよかったのと、公開後の評判も上々だったので楽しみにしてただけに、今回のDVDで見れるのは嬉しい。

まだ新作なのであまり此処に『阪急電車』 のネタを書くのはしないでおくが、ひと通りみて思ったのは「最近、オレってツイてないかも」とか思うような人にオススメだということ。
劇中のセリフにもあるように、自分は誰かの影響にもならないし、自分も誰かの影響を受けてない、そんな自分の存在って・・・・という部分があるが、最終的には誰かとつながっているし、全部が人生ツイてない訳でもない、ということ。

『阪急電車』 という映画を通じて、ちょっとした幸せを感じるには、実はツイてないことも日々ないといけない訳で、ため息をつくこともあるけども、ちょっと笑顔になれる日があるってことを大事にして生きてみよう。と思える映画かもしれない。
ちょっとした思いやりが、巡り巡って自分にくるかもしれない。
自分の想いが、誰かの背中を押しているかもしれない。

そんなどこか自分って、此処にいてもいいんだ。と思える映画です。

阪急電車　片道15分の奇跡　特別版 [DVD]
	有川浩 ポニーキャニオン 2011-10-28 売り上げランキング : 301 Amazonで詳しく見る by G-Tools