知人のブログ記事で、「ウェブページの文章は、2割しか読んでない」という記事について
» ウェブライター流転記(改訂版) » ウェブページは読まれない
この記事は、「Alertbox: ユーザはいかにテキストを読まないか?」の記事から書かれたエントリーですけども、私なら「そりゃそーでしょう」と納得せざるを得ない結果に思える訳です。
何故なら、Webサイトのほとんどが「ストーリーがない」と言っても過言ではないからです。
これは10年も前に参加したカンファレンスで衝撃を受けたセリフだったので、今だに自分の中での課題にもなっている。
「ストーリーを持たせる」。つまり「起承転結」な文章を書く。
このブログは、日記のようなモノなのでキッチリ「起承転結」にはなってないし、情報のみのエントリーもある。
しかし、「ただ情報だけが並べられている」というページにはしたくはないのは、10年も前から常に考えていることで、ひと言でも自分の言葉を入れるのを私は心掛けている。
それは、ただ情報があるだけなら、
どこのサイトに行っても同じことで、このサイトに来る必要はないからです。
こんな経験はないだろうか。
- 何処かに旅行に行きたい。
- 幾つかホテルはピックアップまでした。
- 値段や立地条件もわかった。
でも、実際泊まってみた人は、どーだったんだろうか・・・。
一番高くても本当に高いだけの価値があるんだろうか・・・。
何か製品1つ買うのも同じで、きっとスペックはオフィシャルサイトを覗いても、
最後の決め手は、価格.comなどを見てしまうんじゃないだろうか。
しかも、見るのは「ユーザーの声」の部分。
カタログの情報をまま載せていれば大丈夫。というページや
何処かに載っていた情報を、まま流用して載せているページ。
そんなストーリーのない、ただの情報サイトばかりなら、誰も読まない。読まれるための努力が注がれていない。
なら、2割しか読まれないのは扱く当然のこと。
もちろん、情報としてのWebページの存在も必要なのだが、みながみな同じでは意味がない。
そーゆー面では、まだ新聞や雑誌などの媒体には負けているんじゃないだろうか。
先日買った際に紹介した「 ヒメたちの戦場」で、お客様に1つでも多く商品を買ってもらうためのお声掛けにもつながる。
それに、Webの特性は本来「つながる(リンクする)」が重要なことも、生かしきれていないんじゃないだろうか・・・。
それがこれから必要な課題?
コメント ( 2 )
ウェブページでの「ストーリー」作りは、
仕事柄、とても重要視しています。
とにかく「ツカミ」が大事だし、
それからのストーリーの流れ、
そしてクロージングに至るまで、
文章を書くときにチェックすることがいっぱいです。
その点で毎回、
「どうしてこんなに魅力的な文章を書けるんだ!?」
と感じるページにもよく出会います。
投稿者: M.Fuchie | 2008年06月24日 21:20
日時: 2008年06月24日 21:20
>Fuchieさん
コメントありがとうございます。
魅力的な文章かける人いますよね。最近、思ったんですが、「読む人がいるのを意識して書き続ける」のが大事なような気がします。
デザインも何でもそうですが、独りよがりは良いモノ生まれにくいですしね。
投稿者: ガク | 2008年06月26日 01:54
日時: 2008年06月26日 01:54