マイコミのTさんにmixiで使ってた画像もらいましたー。
世界の専門家11人が執筆したものを、日本のアクセシビリティ第一人者(渡辺隆行教授、梅垣正宏氏、植木真兄さん)たちの翻訳したWebアクセシビリティ本です。
ちょっと分厚いんですが、読み応えのある本です。
» Webアクセシビリティ ~標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践~ (Web Designing BOOKS)
内容としては以下のような3部構成。
- 第一部:アクセシビリティの基本
- 第二部:技術に関する具体例
- 第三部:世界各国の法律と政策の解説
2004年にアクセシビリティが日本ではJISになり、最近では大手企業や公的機関において取り組む姿勢がだいぶ増えてきました。
しかし、ここ最近は言葉は耳にするものの、ちゃんとした理解の上で取り組んでいるのかが、実は不明な点が妙に多い気がします。
もちろん全くアクセシビリティに取り組んでいないという訳ではないのですが、米国のように法律ので拘束力もないですから、かなり曖昧な線引きが多そうです。
実際100%実装とまではいかなくても、1人でも、少しでも、アクセシブルになるよう配慮すべきですが、実際の「アクセシビリティ対応」というサイトを見ていると「本当に?」と思う点が多々あります。
「Web標準的にすれば7割はOK」とはいうけども、実際はその7割からさらに8割以上にする作業がアクセシビリティ案件ではないだろうか・・・。
いつから「人」のためでなく「金」のためのアクセシビリティになったんだろうと思うときがあります。
今一度、基本だけでなく、実際に困っている人、各国の状況を見つめなおして見てはどうだろうか。
一部のブームで終わらせてはいけないモノです。
Webアクセシビリティ ~標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践~ (Web Designing BOOKS) Jim Thatcher Michael R. Burks Christian Heilmann Amazonで詳しく見る by G-Tools |